2021年1月17日日曜日
WE401Aと25C5 (2)
2021年1月16日土曜日
1920年代のラジオ用トランス
以下は、1921年版のRCAのカタログである。Radio Corporation America=RCAが、戦前から技術提携していたイタリアのマルコーニ社の技術をもとに、北米に設立されたのが1919年、RCAが放送局(NBC)を開設するのが1926年である。1921年の時点でラジオ放送局はまさに群雄割拠で、合併分裂を繰り返していた。
2021年1月14日木曜日
WE401Aと25C5 (1)
大きな動機があったわけでもなく、気軽な気持ちで手を出したら以外と良い結果がでた。事の始まりは、以下のシャーシが見つかったこと。なんかオシャレなシャーシで、使わないまま30年以上も経っていた。
穴あけ用のテンプレートを、インクジェットで半透明のタックシールに印刷して、実物の上に貼る。
抵抗とコンデンサー類の配線作業直前の写真。やっとここまできた。
2021年1月13日水曜日
より良いものを作るには、感覚を研ぎ澄まさなくてはならない。また既知の知見を集めることも重要だ。知見は、文字に書かれた情報だけではなく、実践がともなっていなければならない。さまざまな情報、図とか、動画とか文字情報以外の情報があるわけだが、それでも実際にやってみないことにはその真意はわからない。できるというのは、頭ではなくて、からだで体得するものだ。
資本主義の発展の中では、すべての人は消費者にされてしまったが、与えられたもの=商品を「買って使う」よりも、「作ってみて知る」ことに意義があるはずだ。戦後日本に自作文化が根付いたのは、貧乏で買えないラジオやテレビを自作したからだけではない。知への欲求がそうさせたのだと考えた方が良い。ラジオ発展の歴史を見ると、その泰明期もは誰でもが自由にラジオ局を開設できたし、そのための情報と資源はお金さえあれば入手可能であり、またそれが推奨されていたのである。
今後の社会が環境資源の枯渇と面と向かわざる負えなくなる時代には、作り手と使い手、売り手と買い手の分断を止める必要がある。自分自身にとって必要な資源は、自分自身で作り出すという小さな資源の循環を有効にしていく必要があるだろう。単なるホビーだと思われてきた自作文化も考え方によっては、深い思想を知る端緒となるのではないだろうか。そう考えると料理をすることも、真空管アンプ作りもそれほど離れたところにあるものではない。